尼崎市の30～40代女性のための不妊治療専門鍼灸

最近の不妊治療の分野では、妊娠するには子宮環境が良好であることに加え、その子宮内に乳酸菌（善玉菌の一種であるラクトバチルス）が多い方ほど妊娠率が高くなっているというデータがあります。体外受精などでの妊娠も同様です。善玉菌の種類が多く子宮内に存在する方が良いとされています。
また、ラクトフェリン（たんぱく質の一種）も腸内フローラの改善、子宮内・膣内の細菌バランスを整える働きがあるとされています。ラクトフェリンは、母乳に多く含まれる成分の一つで、免疫力の弱い新生児を病原菌から守る重要な役割を果たします。

その為、子宮内フローラを検査する不妊治療クリニックが増えています。
ただ、保険が効かず費用も高額なので、検査をせずに子宮内フローラが改善されればいいなと考えている方も多くいらっしゃいます。
ご自身の子宮内の菌環境をしっかりと知りたい、菌環境に応じた治療を行いたいという方は検査もとても有効です。

【ラクトフェリンの働き】
・善玉菌を増やし、腸・膣・子宮内環境を整える
・乱れた睡眠リズムを整える
・粘膜で抗菌作用
・創傷治癒促進
・ピロリ菌除去率UP　等

【ラクトバチルスの働き】
・善玉菌を増やし、腸内環境を整える
・アレルギー抑制
・便通改善
・胃痛軽減　等

「便秘」が身体に良くないことはみなさんご存じです。
でもこの便秘が、あなたの大切な卵子や受精卵を攻撃してしまうことをご存じですか。
便秘で体内がよどみ、汚染されると腸から汚染水は吸収されます。そして血流を通して全身に回ってしまうのです。それはもちろん子宮内にも届きます。

便に含まれる「毒素」は強烈です。卵子や受精卵はひとたまりもありません‥

「便秘解消」「腸内トラブル解消」に向けた日常生活を意識してみましょう。
ラクトバチルス（乳酸菌）、ラクトフェリンを増やすには、サプリメントなどでの摂取が有効です。
また、ラクトバチルス属の乳酸菌を多く含む食物として、
乳酸菌飲料、ヨーグルト、チーズ、味噌、ぬか漬け、納豆などがあります。
そのラクトバチルスのエサとなる食物は、水溶性食物繊維とオリゴ糖を含んだ食物とされています。にんじん、さつまいも、大根、大豆、玉ねぎ、にんにく、牛乳、はちみつ、ごぼうなどがあります。朝、起床後は季節のフルーツ＋お水で便秘解消も◎

「子宮内に乳酸菌？？」と少し分かりずらいお話をしましたが、人間の体は思ったより繊細で敏感です。
体に何らかの不調があると、子孫を残すよりも、その個体を守ることを優先させてしまうようにできています。つまり生殖系の修復は常に後回しになってしまうということです。妊娠のしにくさにも繋がっていきます。

不安材料である腸トラブルなどの不調などはできるだけ解消させましょう。
今、不妊治療の分野で注目されている成分「ラクトバチルス」頭の片隅に少し置いてみても良いですね。